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「コンピュータ入門」の授業では,数値計算プログラミングの基礎を習得します。

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福井大学 工学部 応用物理学科

Cygwinの基本コマンドCYGWIN COMMANDS

ファイル操作コマンド

Cygwin の基本的なコマンドを,以下の表にまとめました。 コマンドは基本的に,UNIX や Linux と同じです。
コマンド機  能
ls  -la ディレクトリ(フォルダ)内のファイル一覧を見る。
cd  ディレクトリ名 ディレクトリ(フォルダ)に移動する。
mkdir  ディレクトリ名 ディレクトリ(フォルダ)を作成する。
cp  コピー元  コピー先 ファイルをコピーする。
mv  現ファイル名  新ファイル名 ファイル名を変更する。ファイルを移動する。
rm  ファイル名 ファイルを削除する。
less  ファイル名 ファイルの内容を,画面1ページずつ表示する。

詳細な使い方は,man コマンドで調べることができます。
コマンド機  能
man  コマンド名 コマンドの使い方を調べる。

プログラムのコンパイルと実行

プログラムのコンパイル & リンクは,以下のコマンドで行います。
gcc  -o  sample1  sample1.c
これにより、C言語のソースプログラム sample1.c から, 実行形式ファイル sample1.exe が生成されます。 -o は output の意味です(拡張子 .exe は省略できる)。

プログラムの実行は、以下のようにします(.exe は省略可)。

./sample1.exe

(補足1)
sample1.exe の前についている "./" は,「カレントディレクトリ (今いるディレクトリ)"." にある」ファイルsample1.exe を表わしています。 Windowsで言えば、「今開いているフォルダにある sample1.exe というファイル」を表します。 "/" はディレクトリ名(Windowsではフォルダ)の区切りを表す記号です。 ディレクトリ densan にある sample2.exe は densan/sample2.exe のように表します。

(補足2)
プログラムのソースファイル sample1.c を書き換えても、sample1.exe は自動的には更新されません。 sample1.c に加えた更新を sample1.exe には反映させるためには、 gcc コマンドで再コンパイルする必要があります。


ヒストリー(コマンド履歴)機能

Cygwin のターミナルにはヒストリー機能が付いています。 カーソルキー ↑ ↓ により,以前に入力したコマンド文字列を呼び出し, Delete キーや ← キーを使って編集後,Enter キーを入力することにより,再実行できます。

プログラムの強制終了

Cygwin のターミナル内で実行中のプログラムを強制終了したい場合は、 Ctrl-c (Ctrl キーを押しながら c)を押すと停止します。

バナースペース

コンピュータ入門担当

分子科学分野 玉井良則
総合研究棟5階東