《高分子・アモルファスグループ 研究テーマ》

高分子やガラスなどの新材料や身近なさまざまな物質を対象として、 物理的な観点から研究を行っています。 これらの物質は非常に複雑であり、単純な物理モデルで取り扱うことが困難です。 そこで、 計算機シミュレーションを用いて分子レベルの構造やダイナミックスを解き明かし、 物質のもつさまざまな性質が発現する原理を明らかにしようとしています。 おもに、次の3つの分野の研究をすすめています。

高分子鎖のからみ合いの理論

繊維やゴムなどの高分子物質は,ひも状の長い分子鎖同士のからみ合いにより、 他の物質にみられない特異な性質を示します。 これらのからみ合いに起因する面白い性質を理論と計算機シミュレーションによって 研究しています。

シリカガラスの構造と物性

シリカガラスは,優れた光学特性を持つ非晶質材料であり, 光ファイバーや半導体製造装置のレンズなどに用いられています。 この構造や物性について, 実験および計算機シミュレーションにより研究を行っています。
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分子シミュレーション、高分子物理化学

高分子,水,イオン,蛋白質などを対象として, 分子シミュレーションや量子化学計算などをおこなっています。 蛋白質の水和やガラス転移などの基礎的な研究から, 機能性分離膜の分子設計などの応用的な研究まで,幅広く扱っています。

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